お面も楽しい節分お菓子

2023年の節分は2月3日の金曜日。

節分は立春の前日にあたり、節分の翌日から暦の上では春が始まります。つまり季節を分けるから“節分”ってことなんだそう。

この季節の変わり目に、邪気が生じやすいとされてきたことから、邪気を払って無病息災を願うために、豆まきが行われるようになったとか。

地域によっては柊(ひいらぎ)の枝にいわしの頭を刺した“柊いわし”を玄関に飾ると
ころもあるようです。

柊いわしは写真で見る限り若干ホラー気味なビジュアルで、すごい臭いがしそうですが、その臭いを鬼が嫌がるうえ、柊の葉のトゲで鬼の目を刺すという、二段構えで
鬼を追い払うという意味が込められているのだとか・・・・


デパ地下見つけた節分限定のお菓子

お正月ムードが薄れてゆく1月の中旬頃から、いろいろなブランドの節分菓子が、デパ地下に並び始めます。

中身はふだん売っているものと同じで、パッケージだけが節分バージョンとして鬼やお多福になるものもありますが、お菓子そのものが節分までの期間限定販売のものも。その中から気になったお菓子をピックアップしてみました。

仙太郎さんの
『鬼ハ外 福ハます』


桃山と呼ばれる焼き菓子と、すはま、甘納豆の3種類が美しく桝に詰められた節分限定のセット。名前の通り、鬼は外で、福は桝の中に。パッケージの掛け紙は、鬼のお面になっていますよ。(販売は2月3日まで)

税込1,183円


福豆を表した桃山

お多福豆の形のこのお菓子、白餡にお砂糖や卵黄を練り合わせ型に入れて焼かれたもので、桃山と呼ぶそうです。

この桃山生地のお菓子、おめでたさも演出できるためか、お正月などにもよく見かけますね。

桃山という名前の由来は、焼き上がったお菓子の華やかさが桃山時代の風情を感じさせるからなど、いろいろ説があるみたいです。

豆すはまと甘納豆

すはま(州浜)というお菓子、炒った大豆や青豆を挽いて粉にした州浜粉を、砂糖や水飴と練り合わせたものだそう。

お砂糖でコーティングされた生地はしっとりやわらかで、ふんわりと豆の香りがするどこか懐かしい味です。

甘納豆はちょっと固めの仕上がりで、かむほどに豆のおいしさをダイレクトに感じます。

たねやさんの『笑方巻き』

2月1日から3日までの3日間しか販売されないお菓子。粒餡をふんわり生地で包んだみごとな「の」の字のロール!この渦巻きには“福は内”への願いが込められているそうです。

中身が餡なので生地はどら焼きのようなポッテリ系かと思いきや、ふわふわでした。その生地に合うよに餡もあっさりとした味わいで、とてもおいしかったです。

ふわふわ生地は、たねやさんプロデュースのバウムクーヘン屋さん、クラブハリエ仕込み?なのでしょうか。(販売は2月3日まで)

たねや笑方巻き 税込918円

鬼のお面がダウンロードできるページも

この恵方巻のパッケージに印刷された二次元バーコードから、なんと写真の鬼のお面がダウンロードできるんです!たねやさんのホームページにある福あそびのページからもダウンロードできます。

どの鬼も個性的で表情豊か。節分は鬼をやっつける行事となっていますが、フォルムも、顔も、どこか愛嬌があって、鬼って結局は愛されキャラのようですね。

節分が終われば、2月4日は立春となり、暦の上では春に。今年はとっても寒かったので、いつにもまして春が待ち遠しいな。