クリスマスムードたっぷりのゴージャス感
自分の手作りシュトーレンを食べ切ってしまったので、前から食べてみたかったブランドのシュトーレンを予約してみました。
選んだのはおいしいチョコレートで知られるオーストリア・ウィーンの洋菓子舗、デメルの「クリストシュトーレン」。
クリスマス感たっぷりの煌くゴージャスなパッケージ!立派なつくりのBOXの中に、まるでジュエリーのようにシュトーレンが収められています。
思ったよりもサイズは大きめ。表示には(横23×縦14.5×高さ4.5cmくらい)とありました。形は成形する時に両側を少し折ってから、丸めた形のようで、上側の部分が山並みのように凹凸があります。
きれいな楕円形に整えられたものも見かけますが、このデコボコした形、なんか手作りの味わいがあって自分は好きです。
お味はラム酒がほのかに香るあっさり系。食感はパン感が強かったです。自分が作ったものを含め、これまで食べたシュトーレンは、パンというよりは、どちらかというとパウンドケーキよりな食感だったように思いますが、これはあきらかにパン!
シュトーレンにはそれぞれのお家の味が
シュトーレンを手持ちの洋菓子辞典で引くと、「独:[stollenシュトレン]クリスマスによく食される。太く細長い棒状の菓子。レーズンや各種の果実、ナッツ、マジパンなどを混ぜ込んで焼く、焼成後、上面に溶かしバターをぬり、粉糖をふりかける『白水社 [新]洋菓子辞典』」とあります。
基本、分類は焼き菓子のようですが、本場ドイツのシュトーレンは、家庭によっていろいろなレシピがあって、バターやミックススパイス、ドラフルーツの配合もそれぞれに違うのだそう。なのでパンに近いものを作るご家庭も多いのかも。
きっとドイツの人たちにとっては、小さい頃からクリスマスの時期にお家で食べ続けてきた味こそが、本当のシュトーレンであり、いちばんおいしいと感じるのかもしれませんね。
クリスマスケーキの華やかさはないけれど、地味に存在感たっぷりで、味わいのあるシュトーレン、今年は満喫しました!