広島レモンでお菓子づくり

おいしそうな広島のレモン!毎年実家から送られてくるレモンをおすそ分けしてくださる方がいて、昨年も12月の上旬頃にいただきました

温暖な気候などの栽培条件からか、広島は国産レモンの生産量が全国1位だそうで、香りも味も良く、皮も安心して食べられるのでいつも大切に使わせてもらっています

今回はいただいた時点で、半分くらいがグリーンでした。グリーンレモンはすぐに熟してイエローに変わってしまうので、グリーンのうちにいろいろ活用したかったですが、結局色づくスピードに追いつけず、全部イエローになっちゃいました


グリーンレモンは期間限定の味

グリーンレモンといっても、もともとレモンにはグリーンレモンという品種があるわけではなく、イエローレモンが熟していく段階の色なので、グリーンレモンは完熟するまでのわずかの間しか食べられません。

出回る時期は10月から12月の初め頃までで、その後は熟して黄色い状態で出荷されるようです。味はイエローレモンよりもさらに清涼感があり、酸味が強いのが特徴。

固いので果汁を絞る時は揉んだり、電子レンジであたためるのがよいのだとか。

ちなみにグリーンに限らず、レモン果汁を絞り切るには電子レンジで丸ごと20秒ほどチンすると、たくさんの果汁が絞れるそうです。
※火傷に注意!


ロールケーキに広島レモンのレモンカードを入れて

そんな広島レモンのおいしさをスイーツで楽しみたくて、レモンカードを作り、そのレモンカードを使ったパータ・ビスキュイ生地のロールケーキを作ってみました。

国産とはいえ無農薬かどうかはわからないので、念のために使う前に粗塩をペースト状にして皮の表面をこすり、水で洗い流しました。

レモンの洗い方は、塩洗いのほかに、食器用洗剤や、重曹を使うなどいろいろな方法が紹介されています。

今回は国産レモンなので塩洗いのみで使用しましたが、外国産レモンの皮を使う場合は、防カビ材なども使われていることが多いので、さらに入念に洗う必要があるようです。

レモンの果汁はレモンカードに、レモンの皮のすりおろしは生クリームに混ぜ、レモン1個丸ごとあますところなくロールケーキに使用します。

皮をすりおろしてから半分にカットしたレモンは、切り口がとても美しく、果汁を少し飲んみるとさわやかですっきりとした酸味!



この果汁を1個ぶん全部使っておいしいレモンカードができました。また生クリームにはレモンの皮のすりおろしを入れたおかげで、口にいれるとさわやかなレモンの香りがふわっ。

ロールケーキに仕上げるときに、その生クリームの中に最初に作ったレモンカードを太めに絞りました。

巻き方が下手すぎて、形はちょっとアレですが、生クリームの中に巻いたレモンカードの酸味がアクセントになって、けっこうおいしくできました!

さらに夕食には、レモン唐揚げを作ってレモンざんまいの1日。

来年こそレモンがグリーンのうちにいろいろ活用して、もっと期間限定の味を楽しみたいと思います。