クリスマスにいただいた素敵なクッキー缶。缶のフタを開けた瞬間、その美しさに「わっ!」と声が出ました。
ポアール帝塚山さんは“帝塚山マダム御用達”の人気店。大阪では帝塚山本店のほかに、堂島や北新地、あべのハルカスなどにお店があるようです。自分は行ったことがないのですが、ケーキもめちゃくちゃ美味しいらしい。ぜひ行ってみたいお店です。
クッキーは、どれもこれも素材にこだわり丁寧に作られたことが伝わってくるおいしさ。しみじみと味わいながらいただきました!
ひとつひとつにテーマのあるクッキー
フタをあけると、9つのマス目にそれぞれのクッキーのテーマと説明が書かれたグラシン紙が敷かれていて、その下側にクッキーが入っています。
「merci」はテーマから素材選びまで、お店のパティシエールの方々が、贈り手の想いを表現するように、ひとつひとつ試行錯誤して生まれたクッキー缶だそうです。テーマを見ながら、それぞれの味を想像しながら食べてみました。
左から
花 『ローズクッキー』ハート型に抜いた生地でサンドした薔薇の香りのジャムサンド。サクサクの生地とジャムのバランスが絶妙で、かわいいだけじゃないおいしさに感激!
塩 『塩キャラメルクッキー』しっかり塩の存在感を感じるしょっぱさがポイント。キャラメリゼの部分と生地のカリカリ、ザクザクの食感が楽しい。
実 『ベリーフロランタン』缶の中でもひときわ華やか~。知ってるフロランタンは茶色ですが、これは鮮やかな赤!スライスアーモンドやナッツに、木苺の酸味をきかせた甘酸っぱさが新鮮でした。
上
果『カシスのムラング』カシスのキリッとした酸味が効いたメレンゲ。すぐに溶けるのに、インパクトのある余韻を残すはじめての味でした。
下・左から
旨『チーズとドライトマトのキッフェルン』濃厚なチーズの風味にトマトの酸味がアクセント。食した後、クッキー1枚だけ食べたとは思えない満足感に包まれます。
絹『焼チョコ山椒』ホロッとしたホワイトチョコの生地の中に山椒が。最初はさわやかで、だんだんピリリとくる山椒のスパイシーさがあとを引きます。
優『きなこと和三盆のキッフェルン』ほどけるようなふんわり生地にやさしい甘さの和三盆の風味がふわっ。地味ながらもうひとつ食べたくなるおいしさ。
時『ラングドシャ珈琲』 “挽きたてのコーヒーの味”。珈琲を生で食べたことはないですが、きっとこんな感じ!と思うほど、フレッシュで香り高い珈琲の苦味が口の中にふわっと広がります。
茶『ラングドシャ玉露』香り高い玉露の風味とチョコがマッチした贅沢な味わい。上質なお茶を使ったからこその香りと苦みがたまらない大人味でした。
開けて、愛でて、食べて、缶の中にはお楽しみがいっぱい!
クリスマスに「年末のあわただしい時にちょこっと食べてくつろいでね」という言葉を添えて贈ってもらったクッキー缶。
フタを開けた瞬間から、テーマを見て味を想像し、食べ終わるまでひとつひとつのクッキーを楽しみながら味わいました。
どれもこれも、ビジュアルに負けないおいしさで、コーヒーのお供に幸せな時間を過ごせて大満足!香り、味、食感と、作り手が食べる人の顔を思い浮かべながら素材を吟味し、丁寧に作り上げたことが伝わってきます。
贈ってくれた友人にも、作り手にも「merci」を伝えたくなるクッキー缶。今度は自分が誰かに贈りたくなりました。