デパ地下を歩くと、和菓子も洋菓子も、栗のお菓子が並ぶ季節。栗ならではのほっくりとした食感とやさしい甘みを堪能できる、自分が実際に食べておいしかったおすすめの栗菓子をご紹介します。
仙太郎の『くりもち』
『蜜漬けにした国産栗と粒あんを柔らかい餅生地で包みました』というくりもち。お餅のやわらかさ、餡の味わい深さに、しっとりほっくりの蒸し栗の甘さが合わさって絶妙なおいしさ!
仙太郎さんの他のお菓子でも感じるのは、餡はもちろんのことお餅がとってもおいしいこと。やわらかいけれどコシがあってしっかりと味わいがあって…。そこそこのサイズ感ですが、軽く2つはイケる感じです。
くりもち 税込281円
仙太郎の『栗むし』
『蜜漬けにした国産栗を小豆こしあんの羊羹生地に敷き詰め蒸し上げました』というお菓子。
下地の羊羹は蒸しているせいか、モチモチでういろうのような食感。甘さ控えめのあっさりとした味わいです。
その羊羹の上にとゴロッと乗っかったほっくりおいしい栗が存在感たっぷり!まさに旬を食べてる幸せ感にひたれます。
マールブランシュの『モンブラン』
『コクのある生クリーム、風味豊かな蒸し栗、芳醇な香りのマロンペーストを、ラム酒香る口溶けのよいマロン(モンブラン)クリームで包みました。』というモンブラン。
口に入れた瞬間にラムの香りが広がり、マロンクリームの奥深い味わいを感じます。最初にクリームだけをひと口食べた時に感じる濃厚でリッチな味わい、食べ進めるうちに、蒸し栗が登場して、クリームと合わさってゆく豊かなおいしさは、本当に満足感がありました。
マールブランシュさんのホームぺージには、『京都の上生菓子にみるような繊細な味覚と美しい仕上がりを目指した』と書かれていいて、確かに上生菓子にも見えてくるビジュアルも魅力。シンプルで繊細な佇まいは、ずっと眺めていたくなるような美しさです。
源吉兆案の『津弥栗(つやぐり)』
『濃厚な味わいと、なめらかな口あたりの栗きんとんでじっくりと蜜漬けした渋皮栗を包みました』というお菓子。
上品で繊細な味わいのしっとりとした栗きんとんと、渋皮付きならではの味わい深い栗がマッチした贅沢なおいしさ。日本茶と合わせてリッチなお茶時間が楽しめます。
津弥栗 税込324円
栗菓匠 七福の『中津川 栗きんとん』
おいしい栗きんとんをいただきました。
「新鮮な栗を氷温熟成し、短い時間で炊き上げることで栗本来の甘みを引き出した」栗きんとん。
きゅっと絞られたかわいらしい形に、栗の自然な甘みをいかしたしっとりやさしい味わいにほっこり。